ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、アトラクションの待ち時間が短縮できるチケット「ユニバーサル・エクスプレス・パス」の管理システムを刷新した。システム刷新を担当したNECが2014年7月10日に発表した。新しいユニバーサル・エクスプレス・パスは、7月15日から導入開始する。

 今回のシステム刷新により、新しいパスは電子チケット対応となる。従来のパスは、Webで事前購入した場合も、宅配やコンビニ、パークのチケットブースで紙のチケットを受け取る必要があったが、新システムによってスマートフォンでの電子チケット購入が可能となった。これにより、ゲストは画面上のQRコードを各アトラクションの入口で提示するだけで、エクスプレス・パス専用の入口に案内されるようになる。なお、従来のように宅配やコンビニ、パークでチケットを購入した場合は、紙のチケットのQRコードを各アトラクションの入口で提示して利用できる。

 また、特に人気が集中するアトラクションについては、体験時間帯別の販売が可能となった。これにより、アトラクションの運営効率が向上できるほか、販売可能枠が拡大され、より多くのゲストにパスを提供できるという。

 NECは、今回刷新したユニバーサル・エクスプレス・パスの管理システムのほか、USJのエントランスの顔認証システムや、パーク専用の電子マネーシステム、スマートフォン向け公式アプリなどを納入している。