写真1●TWINPOS9500Uiの外観
写真1●TWINPOS9500Uiの外観
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写真2●TWINPOS9500Eiの外観
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写真3●TWINPOS9500Ciの外観
写真3●TWINPOS9500Ciの外観
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写真4●VESA規格の採用によりポールマウント型の設置が可能になった
写真4●VESA規格の採用によりポールマウント型の設置が可能になった
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写真5●フラットサーフェスディスプレイの概要(出典:NEC)
写真5●フラットサーフェスディスプレイの概要(出典:NEC)
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 NECとNECプラットフォームズ(旧NECインフロンティア)は2014年7月8日、POS(販売時点情報管理)端末の後継シリーズ「TWINPOS9000シリーズ」全3機種を発表した。2014年10月10日に出荷する。前機種「TWINPOS5000シリーズ」と比べて小型化を図るなどデザインを改良したほか、POS用途の組み込みOSをWindows 8.1ベースの最新版にした。

 TWINPOS9000は、POS端末の新製品である。第一弾として3機種を用意した。(1)「TWINPOS9500Ui」(写真1)は、ベースモデルである。価格(税別、以下同)は75万円から。(2)「TWINPOS9500Ei」(写真2)は、対面販売向けに小型化を追求したモデルである。価格は75万5000円から。(3)「TWINPOS9500Ci」(写真3)は、カスタマーディスプレイやキーボード、吟味台などを搭載した一体型モデルである。価格は73万5000円から。

 前機種のTWINPOS5000は、おしゃれな店舗にも置ける流線型のデザインに特徴があった(関連記事:“おしゃれな店舗にも置ける”デザイン性が高いPOSをNECが発表)。後継機のTWINPOS9000では、流線型のデザインを踏襲しつつ、さらなる小型化を図った。例えば、ベースモデルの9500Uiは設置スペースを前機種比で25%削減している。

 外面上の改良点としてはまた、ベースモデルの9500Uiにおいて、新たにVESA規格を採用した。これにより、スペース効率に優れるポールマウント型の設置スタイルを可能にした(写真4)。さらに、9500Uiと9500Eiの2機種において、ディスプレイのタッチパネルと画面枠を一体化して段差や隙間を無くした「フラットサーフェスディスプレイ」を採用(写真5)。装置内への水や埃の侵入を軽減するほか、清掃がしやすいので衛生的な運用が可能になった。

 ソフトウエア面では、POS用途の組み込みWindows OSを、前機種が採用していたWindows XPベースの「Windows Embedded for Point of Service」からWindows 8.1ベースの「Windows Embedded 8.1 Industry Pro Retail」に変更した。さらに、マカフィーのウイルス対策ソフト2製品を標準で搭載した。具体的には、許可したプログラムだけを実行するホワイトリスト型の「SolidProtect4」と、POSシステムのシステムスキャンと駆除に特化した「TWINPOS Virus Cleaner」を搭載した。