写真1●日本マイクロソフトの樋口泰行社長(写真:井上裕康)
写真1●日本マイクロソフトの樋口泰行社長
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 日本マイクロソフトの樋口泰行社長は2014年7月3日、都内で開催中の「IT Japan 2014」で「上昇気流に乗るために―ITの果たす役割」というテーマで講演した(写真1)。日本の経営者がイノベーションや設備投資、ビッグデータ活用の意識が低いとした上で、これからは経営を担う層にITの素養が無いと競争に勝てないという考え方が大事だと述べた。

 冒頭、樋口氏はIT Japanでの講演は日本ヒューレット・パッカードの社長を務めていたときの2回と、日本マイクロソフトの社長時代で合計10回目になり、最多出場だと語った。IT Japan 2014のイベントテーマである「上昇気流に乗る ~2020年への羅針盤~」にかけ、内閣官房のデータを基に、ここ数年の日本の経済状況について説明した(写真2)。

写真2●内閣官房のデータを基に日本の経済状況について説明
写真2●内閣官房のデータを基に日本の経済状況について説明
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 樋口氏は「2~3年前に比べると、最近の経済状況は非常にいい感じだ。中にはそう感じない人もいるかもしれないが、2020年に東京オリンピックの開催も決まり、全体的には盛り上がりを感じる」。