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 エフエム東京は、7月3日~4日に福岡国際センターで開催される「九州放送機器展2014」において、九州・沖縄マルチメディア放送、VIPと共同でブースを出展する。目玉として、モニター向けに配布を予定するV-low無線LANチューナー(写真)を初公開する。

 V-Lowマルチメディア放送については、6月25日に臨時開催された電波監理審議会が、VIPが全国七つの放送ブロックごとに提出した開設計画の認定を適当とする旨の答申を総務省に行っている。FM東京らは、2014年後半にも想定される本放送開始に向けた準備に取り組んでいる。

 今回は、FM東京が事務局を務めるマルチメディア放送ビジネスフォーラムで様々な会員社と進めてきた実証実験を、V-Lowマルチメディア放送の本放送サービスを見据えた形にしたデモンストレーション展示を行う。具体的には、受信機にカーナビを想定するドライバー向け情報コンテンツ提供サービス(Channel-Vehicle:Ch-V)と、受信機にタブレット、スマートフォンやデジタルサイネージ、防災端末などを想定する日常生活に密着した情報コンテンツ提供サービス(Channel-Logistics:Ch-Lo)の2つのサービスを軸に、本放送を見据えたデモとV-Lowマルチメディア放送の防災メディアとしての自治体活用事例のデモを行う。

 初出展となるV-low無線LANチューナーは、放送開始に合わせて無償サンプル配布を予定する。V-Lowマルチメディア放送受信アプリ(Android版、無料)をインストールすれば、現行のスマートフォンやタブレットなどの端末で、誰でも簡単に放送を楽しむことができる。

 開設計画では、VIPの親会社であるBICにより、認定後7年間で100万台を無償配布すると記載されている。

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