写真●日本大学の導入事例を紹介するマイクロソフトのWebページ
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 日本大学は2014年4月から、全学生10万人を対象ユーザーとして、マイクロソフトが教育機関向けに提供するクラウドサービス「Office 365 Education」の運用を開始した。2014年7月1日に日本マイクロソフトが発表(写真)。Office 365 Educationの導入事例では、国内最大規模になるという。

 日本大学は2007年4月には、グーグルのWebアプリケーション「Google Apps Education Edition」を採用したと発表していた(関連記事)。今回、グーグルからマイクロソフトのサービスに乗り換えたことになる。

 この理由について、日本大学総合学術情報センター情報事務局は以下の三つを挙げる。一つめはGoogle Appsの利用率が思うように上がらなかったため。「職員はGoogle Appsを利用していたものの、学生は自分で無料のメールサービスを使っていたこともあり、Google Appsの利用が進まなかった」。

 二つめは、使い慣れたOfficeの利用をきっかけに、クラウドサービスの活用を進めるため。「クラウドサービスは使ってもらわなければ意味が無い。まずは利用頻度が高いOfficeを使ってもらうことで、さらにスケジュールの共有や連絡先などといったサービスの活用につなげてもらいたい」。