図1●「ゆるコミ」サービス概要
図1●「ゆるコミ」サービス概要
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図2●プリインストールされたタブレット2機種
図2●プリインストールされたタブレット2機種
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図3●家族ごとにスタイルを切り替え
図3●家族ごとにスタイルを切り替え
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 NTT西日本は2014年6月30日、「フレッツ光」の利用者を対象に、離れて暮らす家族のコミュニケーションをサポートするサービスの提供を2014年7月1日に開始すると発表した。光ブロードバンドサービス及びタブレット、スマートフォン、光BOX+を活用して、離れて暮らす家族をつなぐコミュニケーション手段として「ゆるコミ」を提供する。

 ゆるコミは四つのコミュニケーション機能を提供する。「あんしんシグナル」「手描きのてがみ/声のてがみ」「簡単写真送付」「テレビ電話」である(図1)。このうち、あんしんシグナルは、「キャラクターを介すことで、監視されているといったネガティブなイメージを抱かせず、ゆるやかに相手を見守ることができる」と内容を説明する。

 このサービスは、Google Playより「ゆるコミ」をインストールして利用する。月額利用料は190円(税別)である。この月額料金の支払いで、通信相手は最大2拠点まで無料で利用できる。光Box+は無料利用のみ利用できる。例えば、子供の世帯がタブレットを使い利用料を支払う。親の世帯は、通信相手としてタブレットやスマホを端末として利用することも可能だが、光Box+を使いテレビ端末でこのサービスを利用するといった形態も想定できる。

 このサービスを使いやすくするための取り組みとして、このサービスをプリインストールしたタブレットをNTT西日本が運営する情報機器ショッピングサイト「West-V」で販売する。端末は2種類用意する(図2)。

スマート光ライフアプリを提供

 NTT西日本は、タブレットをより簡単・便利・快適に利用できる機能の搭載や、暮らしを豊かにする各種アプリやサービスが掲載されて無料利用できるホームアプリ「スマート光ライフアプリ」の提供も同時に開始する。

 家族でタブレットを共用するといった使い方を想定しており、「大きなボタンのシンプルスタイル」「アプリや利用時間が制限できるきっずスタイル」など、家族それぞれの個性に合わせて切り替えて使うことができる(図3)。

 このスマート光ライフアプリを入口として、「ゆるコミ」を含むNTT西日本のサービスに加えて、様々な企業とのアライアンスにより暮らしを豊かにするアプリやサービスを掲載していく方針である。

 掲載サービスの一つとして、グラモとのアライアンスによる「iRemocon for フレッツ」の提供を8月上旬に予定する。利用者のタブレットやスマートフォンから音声やタッチ操作により、簡単に照明やテレビなどの家電の操作ができるサービスである。複数の家電のリモコン機能をまとめ、リビングのソファーに座ったままタブレットから照明・テレビ・エアコンなどの複数の家電を操作することや、防犯対策として外出先から照明をつけるなどの利用を想定する。提供料金は、月額300円(税別)を予定する。

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