写真1●GISAp SmartFormの画面(データ登録/閲覧画面)
写真1●GISAp SmartFormの画面(データ登録/閲覧画面)
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写真2●GISAp SmartFormの画面(地理情報を地図上に表示する画面)
写真2●GISAp SmartFormの画面(地理情報を地図上に表示する画面)
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 NECソリューションイノベータは2014年6月30日、GIS(地理情報システム)製品群「GISAp」のラインアップを拡張し、取引先や店舗などの汎用台帳を地理情報を付けて作成/管理できるソフト「GISAp SmartForm」(写真1)を発表した。7月1日から出荷する。Excelで作成した台帳データを取り込んだり、台帳データを表形式で閲覧/編集したりできるなど、簡単に使えることを追求した。価格(税別)は、40万円。

 GISAp SmartFormは、台帳データを登録/検索するシステムをノンプログラミングで作成できる台帳管理ソフトである。台帳データに含まれる地理情報を利用してデータを地図上に表示する機能を持つ(写真2)。取引先管理や店舗管理など、地図を活用した業務に向く。Windows 7と.NET Frameworkの上で動作し、スタンドアローンまたはクライアント・サーバー型で利用する。

 特徴は、簡単に使えること。台帳のデータをExcelファイル形式取り込むだけで、データの登録/閲覧画面や検索画面、データを格納するデータベースなどを自動的に生成する。Excelファイルは、マウスのドラッグ&ドロップ操作で取り込める。データの登録や閲覧は、表形式や帳票形式の画面から行える。いずれの場合も、表示する項目の順番や位置をドラッグ&ドロップで入れ替えられる。編集済みの台帳データをExcelファイルとして出力することもできる。

 標準で取り込める地図データの形式は、Shape、DXF、GML、G-XML、GeoTIFF、CSV、XML、WorldFile(TIFF/JPEG)、WMS、TMS、ゼンリンZmap-TOWN II、ZNET TOWN API、昭文社 MAPPLE、Google Maps API Premier、NTT空間情報GEOSPACE CDS、Microsoft Bing Maps、地理院地図(旧電子国土Web)。一方、標準では取り込めないが外部のCADソフトなどを使ってフォーマットを変換することで取り込める形式は、MMicroStation DGN、DMデータ、NIGMAS NIF2、地籍フォーマット2000、SIMA、国土地理院・数値地図、基盤地図情報、など。