写真1●Gleaner mobileのSNSサポート画面の例(端末の操作方法を教える)
写真1●Gleaner mobileのSNSサポート画面の例(端末の操作方法を教える)
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写真2●Gleaner mobileのSNSサポート画面の例(目的に応じたアプリケーションを教える)
写真2●Gleaner mobileのSNSサポート画面の例(目的に応じたアプリケーションを教える)
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 スマートフォンの導入/運用コンサルティングを手がけるGleanerは2014年6月30日、運用ヘルプデスク付きのMVNO(仮想移動体通信事業者)通信サービス「Gleaner mobile」を発表した。7月1日から提供開始する。NTTドコモのLTE網を使うMVNOのSIMカードを提供するとともに、SNS(電子掲示版)を活用してスマートフォンの使い方や活用方法についての質問に回答する。

 Gleaner mobileは、SIMカードとスマートフォンの運用ヘルプデスクサービスをセットで提供する法人向けの通信サービスである。ヘルプデスクでは、機器の操作説明(写真1)から目的に合わせたアプリケーションの提案(写真2)、運用のアドバイスまでを支援する。スマートフォンを全社や部門で一括導入したいが使いこなせるかどうか不安な企業などに向く。

 運用ヘルプデスクのプラットフォームは、ガイアックスがSaaS型で提供している企業向けの社内SNSサービス「Co-Work」である。Gleaner mobileを利用するエンドユーザーがSNSに質問や相談を書き込むと、Gleanerの担当者がこれに回答する。ヘルプデスクの価格(税別)は月額9800円で、1日当たり10件までの新規の設問を投稿できる。大企業などの利用で1日当たりの設問数が10件を超える場合は、個別見積もりとなる。

 オプションとして、スマートフォン端末の販売や、MDM(モバイルデバイス管理)アプリ(1台当たり300円)やAndroid向けウイルス対策アプリ(1台当たり100円)などの提供も行う。端末の設定サービスは1台当たり2000円から。また、端末とSIMを同時に購入した場合には、メールアカウントの設定やGoogleアカウント/Apple IDの取得を代行する有償サービス(1台当たり2000円)も利用できる。

 運用ヘルプデスクとともに提供するSIMカードは、NTTドコモのLTE網を利用する。利用プランは2種類を用意した。「ダブル定額プラン」は、通信データ量が1Gバイトまでは月額900円で、1Gバイトを超えたら月額2280円。「フラットプラン」は、月額1980円の定額制。いずれのプランもデータ転送量が3Gバイトを超えた場合は、送受信の帯域を最大128kビット/秒に制限する。オプションで、月額150円でSMS(ショートメッセージサービス)を利用できる。2014年度内には音声付きのプランも提供する予定。