画面●「スカパー！」のWebサイトでシステム障害を知らせる告知文
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スカパーJSATが運営する放送サービス「スカパー！」の顧客管理システムで2014年6月25日に発生したシステム障害が長引いている。30日朝までの復旧を告知していた（関連記事：「スカパー！」が顧客管理システム障害で全手続きを停止、個人情報漏洩も）が、30日13時30分時点でまだ復旧していない。
スカパーJSAT広報・IR部は「現時点では復旧のメドが立っていない。30日中の復旧は難しそうだ」と説明する。システム障害の影響で、「スカパー！」の新規加入・変更・解約を含むすべての手続きができない状況が続いている（画面）。契約済みの放送サービスに影響はない。
システム障害は、顧客管理システムのリプレースを契機に発生した。「新システムで発生した不具合の解消を進めているが、想定以上に不具合が続発しており、改修を続けている状況」（広報・IR部）という。
このシステム障害に関連して、スカパーJSATは26日までに27件の個人情報漏洩の可能性があったことを発表していた。その後の27日、新たに55件の個人情報漏洩の可能性が判明したことを追加発表した。「メールアドレス」「ご連絡先（郵便番号・住所・電話番号）」「氏名」「BCAS/ICカード番号」「視聴契約情報」を第三者に閲覧された可能性がある。スカパーJSATは「これ以上の個人情報漏洩事象はないと思われるが、その点も含めて精査しているところ」（広報・IR部）としている。
