読売テレビ放送とNTT西日本は、2014年7月21日から8月3日まで、あべのキューズモール(大阪市阿倍野区)において、プロ野球阪神戦を4K映像で生放映する「4Kライブ・ビューイング実証実験」を実施すると発表した。

 阪神甲子園球場に設置した固定カメラで撮影した独自の試合映像データを、「H.265 HEVC」で圧縮してあべのキューズモール(施設内特設ビアガーデン)まで光伝送する。それを、240インチ型の大型モニター(マルチディスプレイタイプ)で生放映する。

 放映試合日程は9試合の予定で調整中。期間中、甲子園球場で阪神戦が開催されない日程は、読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」出演者による「す・またん!バンドのトーク&ライブ(6月15日に大阪城音楽堂で実施)」や海遊館などの4K映像を放映する予定。

 読売テレビは、この実証実験を通して4K映像をリアルタイム圧縮して伝送する技術や撮影技術の蓄積を目指す方針である。

 NTT西日本は、法人向けネットワークサービス「ビジネスイーサ ワイド」の高い品質・高い信頼性といった特徴を生かした取り組みと位置付ける。

 なお、このイベントは読売テレビ放送、NTT西日本、東急不動産、東急不動産SCマネジメントの共催で実施する。協力は、阪神タイガース、読売テレビエンタープライズ、ytv Nextry、PFU、メディアエッジ、ソニービジネスソリューション、ロックタウン、NTTメディアインテリジェンス研究所、NTTエレクトロニクス、海遊館である。

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