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 米Appleは現地時間2014年6月26日、携帯型メディアプレーヤー「iPod touch」の16Gバイトモデルに500万画素の「iSight」カメラを搭載すると発表した。カラーバリエーションを増やし、希望小売価格199ドル(日本では税別2万800円)で発売する。同日より米国で販売を開始し、数日のうちに他の国にも拡大する。

 これにより、iPod touchの全ラインアップが1080p HDビデオ撮影に対応した500万画素のiSightを備え、4インチの高精細ディスプレイ「Retina」、Appleの「A5」プロセッサ、「FaceTime」カメラを装備することになる。カラーはピンク、イエロー、ブルー、シルバー、グレイと、限定レッドの6種類で展開する。

 OSは「iOS 7」を採用し、今秋リリース予定の次期モバイルプラットフォーム「iOS 8」をiPod touch全ラインアップで利用できる。

 16Gバイトモデルはこれまで、iSightを搭載せず、シルバーとグレイの2色のみで、229ドルだった(米CNET)。

 Appleはまた、iPod touchの32Gバイトモデルを従来の299ドルから249ドル(日本では税別2万4800円)に、64Gバイトモデルを従来の399ドルから299ドル(日本では税別2万9800円)に値下げすることも発表した。

 iPod touchを含む「iPod」製品の販売は急降下を辿っており、2014会計年度第2四半期(2014年1~3月)におけるiPod全体の出荷台数は276万台で、前年同期と比べ51%減少した(関連記事:Appleの1~3月期決算は増収増益、iPhone好調だがiPadは減少)。

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