写真●ラトックシステムの「Bluetooth対応学習リモコンユニット」(型番:REX-BTIREX1)
写真●ラトックシステムの「Bluetooth対応学習リモコンユニット」(型番:REX-BTIREX1)
[画像のクリックで拡大表示]
図1●専用アプリ「学習リモコン」を使ってBluetooth経由でリモコンユニットを制御する
図1●専用アプリ「学習リモコン」を使ってBluetooth経由でリモコンユニットを制御する
[画像のクリックで拡大表示]
図2●赤外線信号の送出範囲と有効距離
図2●赤外線信号の送出範囲と有効距離
[画像のクリックで拡大表示]

 ラトックシステムは2014年6月26日、スマートフォンやタブレット端末をBluetooth経由で家電機器のリモコンとして使えるようにするアダプター「Bluetooth対応学習リモコンユニット」(型番:REX-BTIREX1、写真)を発表した。出荷開始は7月中旬を予定する。価格はオープンだが、同社による参考価格(店頭予想価格、税込み)は7980円となっている。

 スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスに専用アプリ「学習リモコン」をインストールし、リモコンユニットとBluetooth経由で接続(ペアリング)。アプリ画面上でボタン操作をすると、リモコンユニットが対応する赤外線信号を送信する仕組み(図1)。学習リモコンアプリはApp StoreおよびGoogle Playを通じて無償提供する。

 アプリに登録できるリモコンの台数は、「テレビ/セットトップボックス」「ブルーレイ/DVDレコーダー」「エアコン」「照明」「その他の家電製品」の5カテゴリーそれぞれに最大10台の合計50台。ユーザーが手作業で個別のリモコンを操作して学習できるほか、主要メーカー製テレビやレコーダーについてはプリセットデータも用意する。登録したリモコンデータをエクスポート/インポートする機能も備える。

 指定時刻に指定したリモコン信号を送信する「オン/オフタイマー」機能を搭載する。防犯目的で照明器具を自動点灯させたり、目覚まし代わりに朝テレビの電源を自動でオンにしたりするといった使い方が可能だ。

 赤外線信号の送出範囲は、水平方向が最大360度、垂直方向が最大180度(ただし背面の水平60度および垂直上方向30度の範囲を除く。逆に前方は、水平60度および垂直下方向30度の範囲が追加の送出範囲となる。図2参照)。有効距離は最大8mとなっている。見通しの良い低く平らな場所にユニットを設置することで、広範囲に赤外線を届けられる。

 本体寸法は、約70mm(長さ)×60mm(幅)×22mm(高さ)。重さは約30g。製品パッケージには、本体給電用のUSB ACアダプターとUSBケーブル、滑り止めのゴム足などが付属する。