米ゼネラル・エレクトリック(GE)は2014年6月25日、米ベンチャーキャピタル(VC)と組んで、IoT(モノのインターネット)分野のスタートアップを支援すると発表した。今後3年で30社のスタートアップに対して、資金や人材、知見・ノウハウを提供することを目指す。

 GEは米フロスト・データ・キャピタルと組んで、新たなVCを設立した。GEが注力するIoT分野に支援先を限定。スタートアップは資金の提供を受けるだけでなく、GEの約5000人の研究者や約8000人のソフトウエア技術者のネットワークを活用できる。

 GEは航空機エンジンやガスタービンといった製品にセンサーを取り付けて稼働データを収集し、運用・保守に生かす「インダストリアル・インターネット」を推進している。GEはVCを通じて有望なスタートアップを支援し、「インダストリアル・インターネットのエコシステム(生態系)を拡大する」(GEソフトウェアのビル・ルー副社長)ことを狙う。