今後3カ月以内にスマートフォンを買い替える予定の消費者のうち、約半数が米Appleの「iPhone」を購入したいと考えている――。カナダの投資銀行、RBC Capital Marketsが行ったこうしたアンケート調査の結果を複数の海外メディア(英Telegraph米MacRumors米Barron'sなど)が現地時間2014年6月25日までに報じた。

 それによると、スマートフォン買い替え予定者のうち、iPhoneを購入すると答えた人の割合は49.4%。韓国Samsung Electronicsの「GALAXY」と答えた人は37.0%で、その後、Microsoft/Nokia(2.5%)、BlackBerry(0.9%)が続いた。

 Appleが今秋にも発売すると噂されている次期iPhone(iPhone 6)については、スクリーンサイズが現行モデルの4インチより大きい4.7インチと5.5インチの2モデルが登場するとの観測が流れている(関連記事:iPhoneの次期モデルは7月に量産開始、4.7型と5.5型が登場する見通し)。

 RBC Capital Marketsによると、iPhoneを購入すると答えた人のうち、26%が5.5インチモデルを購入するために100ドル多く支払ってもよいと考えている。また38%の人は、iPhone 5sの16GBモデルの199ドル(2年間の通信契約加入時)と同じ価格条件で、4.7インチのiPhone 6を購入したいと考えている。このほか、5sを通信契約に加入して99ドルで購入したいという人は15%、5cを通信契約に加入して無料で入手したいという人は21%だった。

 iPhone 6を購入する際の決め手になる従来モデルからの改良点について尋ねたところ、バッテリーの駆動時間という回答が33.3%で最も多かった。これに次いだのが画面の大型化(22.6%)で、プロセッサの処理能力(18.2%)やカメラ性能(11.8%)を上回った。

 調査は米国の消費者4000人を対象に6月10~12日に行った。これら消費者の74%はAppleが年内にiPhoneの次期モデルを発売するとの認識を持っているという。