写真●スマートオーダーの利用シーン
写真●スマートオーダーの利用シーン
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 ユナイテッド&コレクティブは2014年6月25日、同社が運営するハンバーガーレストラン「the 3rd Burger」アークヒルズサウスタワー店に、混雑時にも行列に並ぶことなく料理を受け取ることができる新システム「スマートオーダー」(写真)を6月26日より導入すると発表した。

 スマートオーダーは、ユナイテッド&コレクティブがShowcase Gigと共同で開発した。同システムは、スマートフォンでの注文と決済ができるオーダーシステムで、ユーザーはShowcase Gigの提供するモバイルアプリ「O:der」にて事前に料理を注文し、来店時にモバイル決済することでスムーズに商品を受け取ることが可能となる。

 O:derには、アプリックスのビーコン端末「MyBeacon Pro MB004」を活用した「O:derビーコン来店認証機能」が新たに搭載された。これにより、O:derのユーザーが来店するとセンサーが店舗スタッフに来店を通知、スタッフが注文に対応できるようになっている。導入前にユナイテッド&コレクティブが実施したトライアル運用では、昼のピークタイムの1件あたりのオーダー処理スピードが従来の2倍以上に上がったという。

 今回導入するシステムでは、iPhoneで難しかったNFC(Near Field Communication)型のタッチ式非接触認証が可能となる。これまではビーコンの特性上、近距離での端末認証は難しいとされており、Suicaやおサイフケータイのようにレジ横で端末をかざしたサービスは利用できなかったが、「O:derビーコンタッチ式認証機能」を利用することで、iOSでも近接認証スタンプ付与サービスが利用可能になるという。この機能のビーコン端末は、アプリックスの「My Beacon touch」を採用、7月に導入する予定だ。

 今後は、時間を指定して商品の受け渡しが可能になる新機能を追加する予定だという。