写真1●アラート・オン・コールの概要(出典:サイトロック)
写真1●アラート・オン・コールの概要(出典:サイトロック)
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写真2●アラート・オン・コールのサービス開始までの手続き(出典:サイトロック)
写真2●アラート・オン・コールのサービス開始までの手続き(出典:サイトロック)
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 サイトロックは2014年6月25日、2014年の夏季休暇中に発生したシステム障害について、監視オペレーターが企業の担当者に電話をかけて伝えてくれるサービス「アラート・オン・コール」(写真1)を発表、同日販売を開始した。サービス提供期間は8月8日から8月17日までで、サービスの申込み締め切りは7月25日。価格(税別、以下同)は、5万円。

 アラート・オン・コールは、システム監視のための特別な仕掛けを用意することなく、夏季休暇時に発生したシステム障害について情報を得られるようにするサービスである。このサービスを利用すると、休暇中でも国内にいて電話さえ持っていればシステム障害の発生を知ることができる。

 仕組みはこうだ。監視センターのオペレーターが、ユーザー企業から自動的に送られてきたアラートメールをトリガーに、あらかじめ登録してあるユーザー企業の担当者に電話をかけて、口頭で障害が発生したことを伝える。監視対象(IPアドレス)ごとに異なる担当者グループに連絡できる。原則として、障害を検知してから15分以内に電話で連絡する。連絡を受けたユーザー企業の担当者は、Webを介してアラートの内容を閲覧できる。

 サービスの利用に当たっては、電話の連絡先となる担当者の情報のほかに、アラートメールのフォーマットを提出しておく必要がある。7月25日のサービス申し込みの締め切りから8月8日のサービス提供開始までの間に、メールのフォーマットやヒアリングシートなどを提出し、監視テストを実施する(写真2)。また、サービスの前提として、システム障害を検知してアラートメールを送信する仕組みが必要になる。

 価格の詳細は、以下の通り。標準価格は5万円で、アラートメールのフォーマットは1種類、電話の連絡先は5人まで、アラートメールを受けて電話で連絡する処理の件数は5件まで。アラートメールのフォーマットを追加する場合は、追加するフォーマット当たり2万5000円が別途必要。アラートメールの件数を追加する場合は、追加1件当たり3500円が別途必要。