衛星放送協会は2014年6月24日の記者会見で、2014年度の役員を発表した。会長には和崎信哉氏(WOWOW 代表取締役社長)が再任した。和崎氏は3期目の会長就任となる。
副会長は、木田由紀夫氏(スター・チャンネル 代表取締役社長)、加藤徹氏(ジュピターエンタテインメント 取締役)、井川泉氏(シー・ティー・ビー・エス 代表取締役社長)の3人が務める。木田氏と加藤氏は再任、井川氏は新たに就任する。
さらに園田義忠氏(衛星放送協会)が専務理事に昇格した(前任は常務理事)。衛星テレビ広告協議会(CAB-J)の会長には滝山正夫氏(アニマックスブロードキャスト・ジャパン 代表取締役社長)が新たに就任した。今回の人事は、6月24日開催の第3回社員総会で承認された。
和崎会長は会見で衛星放送協会の今後の課題について、「4K・8Kサービスにどのように取り組むのか。また4K・8Kサービスにハイブリッドキャストなどのサービスをどのように組み合わせて、新たなサービスに転化するのかが課題になる」とした。さらに「東経110度CSのSDTVチャンネルのハイビジョン化にも正面から取り組む」とも述べた。
多チャンネル放送の加入件数についても報告した。2013年度末(2014年3月末)時点の加入件数は1095万件(前年同期比8万件減)だった。和崎会長は「減少という結果を深刻に厳しく受け止める必要がある」と述べた。