図●ガイアックス調べによるSNS別炎上件数
図●ガイアックス調べによるSNS別炎上件数
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 ガイアックスは2014年6月24日、Twitterへの不適切投稿を24時間365日体制で有人監視することなどにより、「炎上の火種」をいち早く発見・報告するサービス「セーフティプログラム for Twitter」の提供を開始した。

 学校法人向けに、学生や生徒によるTwitterのつぶやき(ツイート)を監視するほか、従業員のツイートを監視したい企業向けにも同等のサービスを提供する。価格は、監視対象となるTwitterの1アカウント当たり月額4000円。これ以外に、ユーザーの規模などに応じた初期調査費用が別途発生する。

 Twitterは、単体でのツイート投稿だけでなく、ブログやSNS、写真共有など他サービスの投稿を共有する目的で多くのユーザーが活用している。このため、いわゆる「炎上」リスクが高いサービスとして認知されつつあるが、ガイアックスの調べによれば、実際に2013年に起こったSNS別の炎上事故においてTwitterは最も件数が多かったという()。

 セーフティプログラム for Twitterでは、こうしたTwitterへのツイートを起点とした炎上発生を極力防げるように、火種となりそうな問題あるツイートを早期に発見する仕組みを提供する。具体的には、(1)独自調査による監視対象ユーザーのアカウントリストアップ、(2)24時間365日体制での該当アカウントのツイート有人目視監視、(3)あらかじめ設定したリスクレベルに基づく炎上火種の迅速な発見と報告――などを実施する。

 実際に、火種となり得る不適切な投稿(リスク投稿)を発見した際には、学校や企業側の管理者に素早く報告するのはもちろん、万が一炎上が発生した場合には、対応策の指南やアドバイスといったサポートも提供するとしている。同社では、今後1年間で学校・企業合わせて50法人への導入を目標にしているという。