写真●ラトックシステムの「Bluetoothワットチェッカー」(型番:REX-BTWATTCH1)
写真●ラトックシステムの「Bluetoothワットチェッカー」(型番:REX-BTWATTCH1)
[画像のクリックで拡大表示]
図●スマートフォン/タブレット端末向け専用アプリ「WattChecker」 左からリアルタイム表示、累積データ表示、デバイス選択画面
図●スマートフォン/タブレット端末向け専用アプリ「WattChecker」 左からリアルタイム表示、累積データ表示、デバイス選択画面
[画像のクリックで拡大表示]

 ラトックシステムは2014年6月24日、家電製品などの消費電力計測データをBluetooth経由でスマートフォンやタブレット端末に送信し、リアルタイムに監視できる機能を備えたワットチェッカー「Bluetoothワットチェッカー」(型番:REX-BTWATTCH1、写真)を発表した。出荷開始は7月中旬を予定、価格は8400円(税別)となっている。

 同ワットチェッカーを電源コンセントと家電製品との間にはさみ込む形で装着し、スマートフォンやタブレット端末とBluetoothで接続(ペアリング)して利用する。100V/15A(1500W)までの家電製品を接続できる。

 スマートフォンやタブレット端末側では、専用アプリ「WattChecker」()を使って計測データを受け取り、表示する。WattCheckerはApp StoreおよびGoogle Playを通じて無償で配布。端末1台で最大4台のBluetoothワットチェッカーを登録して監視できる。スマートフォン向けアプリ以外に、Windows PC向けの専用アプリ「RATOCワットチェッカー」も用意する(同社Webサイト経由で無償配布予定)。

 計測可能なデータは、「消費電力(W)」「電流(A)」「電圧(V)」「消費電力量(Wh)」の4種類。消費電力量を「CO2排出量(g)」や 「電気料金(円)」に換算して表示する機能も備える。

 計測値を1秒ごとにグラフ表示する「リアルタイム表示」機能のほか、一定期間(1時間、1日、1カ月から選択)の計測値をグラフ表示する「累積データ表示」機能も備える。累積データは約50カ月分(1日単位の測定データ)を本体に保存できる。累積データは、ワットチェッカーをコンセントから抜いても保持される。また、アプリ側で累積データをCSVファイル形式で保存し、メール経由でExcelなどに取り込むことも可能だ。

 専用アプリを利用するために必要なOSプラットフォーム要件は、AndroidがAndroid 4.0以降、iOS端末がiOS 6以降を搭載したiPhone 5s/5c/5/4s、iPad(第4/第3世代)、iPad Air、iPad mini、iPod touch(第5世代)、WindowsがWindows 8.1/8/7/Vista(いずれのWindows OSも32ビット・64ビット両対応)などとなっている。