大日本印刷(DNP)とマイクロアドデジタルサイネージ(MADS)は、デジタルサイネージソリューション事業において業務提携し、デジタルサイネージの設置場所や時間帯に応じた広告配信サービスを行うアドネットワーク事業を開始する。提携の第一弾として、DNPとTBSテレビが共同運用する大学生向け情報提供サービス「キャンパスTV」において、両社のシステムを連携させた広告配信サービスを6月に開始する。6月20日に発表した。

 現在DNPは、同社が開発したデジタルサイネージ配信システム「SmartSignage」を利用して、ニュースや天気予報などの情報をキャンパスTVに配信している。今回、SmartSignageとMADSの広告配信一元管理サービス「MONOLITHS」を連携させ、デジタルサイネージの設置場所や時間帯に応じた広告出稿や、広告をパッケージにした情報配信サービスを可能とした。このサービスにより、デジタルサイネージのロケーションオーナー(設置場所提供者)は、新たな広告収益源の確保が見込めるとする。

 キャンパスTVは、TBSテレビがデジタルサイネージ用のコンテンツを制作し、DNPが大学内に設置されたデジタルサイネージ端末のシステム運用や配信管理、設置機器管理を行っている。全国63大学110面のデジタルサイネージで展開する。

 今後DNPとMADSは、キャンパスTV以外のデジタルサイネージに、SmartSignageとMONOLITHSを連携させたサービスを拡販していく計画。2016年度までに1000面のデジタルサイネージと4億円の売上を目指す。

[発表資料へ]