米Oracleは現地時間2014年6月20日、オンライン画面共有(co-browsing)技術の米LiveLOOKを買収することで両社が合意したと発表した。買収額などの詳細な条件は明らかにしていない。

 LiveLOOKは2008年に設立された非公開企業で、ニュージャージー州に本社を置いている。ヘルプサポートや営業担当者がWebやモバイル環境で画面を操作し、リアルタイムで同じ画面を見ているユーザーにトラブル解決の手順を指示したり、潜在顧客に使い方を説明したりできるクラウドベースの画面共有ツールを手がけている。さまざまな業界の500社以上が同社製品を導入しているという。

 Oracleは、企業の顧客体験向上を支援するクラウドサービス群「Oracle Customer Experience Cloud」の一部である「Oracle Service Cloud」にLiveLOOKの技術を標準搭載する。すでにOracle Service Cloudの顧客のうち100社以上がLiveLOOKの技術を組み合わせて使用しているという。

 LiveLOOKの技術を統合したOracle Service Cloudサービスにより、企業は顧客満足度の向上、営業スタッフの作業の効率化、ひいては収入増加を実現できるとしている。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]