Z97 Anniversary
Z97 Anniversary
[画像のクリックで拡大表示]
Z97M Anniversary
Z97M Anniversary
[画像のクリックで拡大表示]

 マスタードシードは2014年6月20日、Pentium発売20周年を記念したプロセッサー「Pentium Anniversary Edition」に対応した台湾ASRock製マザーボード「Anniversary」シリーズ2製品を発表した。同プロセッサーと組み合わせることで、簡単にオーバークロック設定できる。価格はオープンで、6月28日から順次発売する。

 Pentium Anniversary Editionを搭載した場合だけ有効になるオーバークロックメニュー「Pentium Anniversary Boost」を搭載。起動時に「P」ボタンを押すだけでCPU周波数を選択できるメニュー画面を表示し、簡単にオーバークロック設定できる。同機能では最大4.2GHzまで設定可能。このほかにも、従来通りBIOSから手動でオーバークロック設定することも可能。

 ATXフォームファクターの「Z97 Anniversary」は、ASRockの高信頼設計「Super Alloy Technology(超合金技術)」を採用し、NexFET MOSFET、プレミアム合金チョークコイル、サファイアブラックPCBを搭載する。オンボード映像出力はHDMIの1系統。拡張スロットは、PCI Express 3.0 x16が1基、PCI Express 2.0 x1が3基、PCIが2基。予想実売価格(税込み)は1万1340円前後。6月28日発売。

 microATXの「Z97M Anniversary」は、導電性高分子コンデンサーや電力サージや湿度に強い高密度ガラス繊維PCBを採用。オンボード映像出力は、DVI-D、HDMI、アナログRGBの3系統出力に対応する。拡張スロットは、PCI Express 3.0 x16が1基、PCI Express 2.0 x1が2基。予想実売価格は1万1988円前後。7月中発売予定。

 いずれもインテル「Z97」チップセットを採用。CPUソケットはLGA1150で、Pentium Anniversary Editionのほか第4世代および第5世代Coreプロセッサーに対応する。メモリースロットは4基で、DDR3 3100以上のオーバークロックメモリーもサポートする。最大32GBまで搭載可能。

 Pentium Anniversary Edition(Pentium G3258)は、オーバークロック設定が可能なCPU倍率固定解除(ロックフリー)仕様のプロセッサーで、安価モデルながらオーバークロック設定が可能。ASRockの検証では、定格3.2GHz動作の同プロセッサーを4.5GHzで動作させることに成功したという。