米Facebookのサービスが現地時間2014年6月19日に世界的に一時停止したことを、複数の米メディア(Wall Street JournalInfoWorldBusinessweekなど)が報じた。現在はすでに復旧しているが、原因については明らかになっていない。

 太平洋夏時間2014年6月19日午前1時(日本時間6月19日午後5時)ごろに障害が発生し、約30分間サービスが停止した。アジアや欧州を中心にユーザーがアクセスできなくなり、世界全体に影響が及んだものと見られる。

 その間、Facebookのホームページには「Sorry, something went wrong. We're working on getting this fixed as soon as we can(申し訳ありません、問題が発生しました。できる限り早い解決に向けて取り組んでいます)」のエラーメッセージが表示された。モバイルアプリケーションからもアクセスできず、「Messenger」も使えなくなった。

 多数のユーザーが「Twitter」に問題発生を報告したり不満をつぶやいたりしたため、「#facebookdown」というハッシュタグがTwitterのトレンドで急上昇した。

 Facebook広報担当者は電子メールによる声明で、「ソフトウエアシステムの1つを設定変更しているときに問題が発生した」と説明。「即座に問題を特定し、修復に取りかかった。30分以内に100%復旧した」と述べた。

 今回のサービス中断は、2010年に発生した約2時間半にわたるサービス障害に次ぐ長い時間だと、一部メディア(New York Times)は報じている。