米Facebookは現地時間2014年6月17日、新たなメッセージングアプリケーション「Slingshot」を米国でリリースした。iOS版は「iOS 7」以降に対応。Android版は「Jelly Bean(4.1~4.3)」と「KitKat(4.4)」で利用できる。

 Facebookは、フォトメッセージングサービス「Snapchat」に似たアプリケーションを開発中だと、5月に報じられていた(関連記事:Facebook、「Snapchat」対抗のモバイルアプリを開発中)。Snapchatはモバイル端末で撮影した写真や動画を手軽に友達に送信できるアプリケーション。メッセージを受け取った相手が閲覧すると数秒後に消えるのが特徴で、若者の間で人気が広まった。

 Slingshotは、Facebookの研究部門「Facebook Creative Labs」が手がけた第2弾のアプリケーションとなる。開発のきっかけとしてSnapchatについて言及し、「このように共有の新しいやり方を楽しめるさまざまなアプリケーションがあるのではないかと考えた」と述べている。

 ユーザーはSlingshotを起動して端末で写真やビデオ(最大15秒)を撮影し、キャプションや手描きを追加したのち、同時に複数の友達にメッセージ送信できる。受信者がメッセージを見る(アンロックする)には、画像など(ショット)を返す必要がある。見終わったメッセージをスワイプすると、そのメッセージは二度と表示されない。メッセージをアンロックしても「View this shot later」機能を使えば、30日以内なら閲覧できる。

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