パラレルスは2014年6月17日、WindowsとMacにモバイル端末からリモートアクセスするソフトの新版「Parallels Access 2.0」を発表、同日提供を開始した。新版ではリモート操作端末のプラットフォームを拡大し、これまでのiPadに加えて、新たにAndroid端末とiPhoneを利用できるようにした(写真1、写真2)。
Parallels Accessは、モバイル端末から社内のWindows/Macをリモート操作するためのソフトである。操作対象のWindows/Macに専用のエージェントソフト「Parallels Access Agent」をインストールして使う。操作端末と操作対象機の両方がクラウド上にあるParallels Accessのサーバーに同一IDでログインすることによってリモート操作を可能にしている。
新版では、リモート操作端末のプラットフォームを拡大した。これまではiPadに限られていたが、新たにAndroid端末(タブレットおよびスマートフォン)とiPhoneを端末として利用できるようにした。iOS向けはApp Store、Android向けはGoogle Playから無償で入手し、2週間試用できる。
ライセンス価格(8%消費税込み)は、ユーザー1人当たり1年間で2000円、2年間で3500円。これで、最大5台までのWindows/Macにリモートアクセスできる。操作端末の台数制限はなく、Parallels Accessをインストールしてあればどの端末からでもアクセスできる。
ソフトウエアの詳細な稼働環境は以下の通り。
操作端末にインストールするParallels Accessは、Android向けがAndroid 4.0以降を搭載したタブレットとスマートフォン、iOS向けがiOS 7を搭載したiPhone 4s/5/5c/5sまたはiPad mini、iPad2、iPad(第3世代、第4世代)、iPad Air。
操作対象機にインストールするParallels Access Agentは、Windows 7/8/8.1、Mac OS X Mavericks(10.9以降)、OS X Mountain Lion(10.8以降)、OS X Lion(10.7以降)。