写真1●NSR-MSシリーズ
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写真2●購入後に、付属のハードディスクを本体に収納して使う
写真2●購入後に、付属のハードディスクを本体に収納して使う
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 エレコムは2014年6月17日、法人向けのNAS製品「NSR-MSシリーズ」を6月下旬から発売すると発表した(写真1)。希望小売価格(税別)は、4TBタイプが9万円、6TBタイプが10万8000円、8TBタイプが13万8000円。一部の量販店でも販売する。

 NSR-MSシリーズは、2台のハードディスクを搭載できるNAS(写真2)。ハードディスクは米ウエスタンデジタルのNAS用ハードディスク「WD Red」を採用している。CPUはPowerPC、OSはLinuxを搭載。同社の測定によれば、データ転送速度は読み出しが102.43MB/秒、書き込みが83.66MB/秒で、50人以下の小規模オフィスに向けた製品になる。

 RAID機能も搭載し、読み書き速度を速める「RAID 0」と耐障害性を高める「RAID 1」に対応する。自動的にRAIDを構築できる「Intelligent NAS」機能も搭載する。また、NAS本体が故障してハードディスクが損傷していない場合に、RAID機能などの設定情報を保ったままハードディスクを新しい本体に装着して利用できる「Disk Roaming」機能を備える。

 インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1、LAN(1000BASE-T)。外付けのUSBハードディスクなどを接続して、データをバックアップすることも可能だ。

 また、法人向けの保守サービスとして、故障時に技術者が訪問してくれる「オンサイト保守サービスパック」(1年間3万1500円~)と、代替機やスペアのハードディスクを発送する「デリバリー保守サービスパック」(1年間1万7000円~)を利用できる。