写真1●「Galaxy Tab S」の10.5インチモデル
写真1●「Galaxy Tab S」の10.5インチモデル
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●「Galaxy Tab S」の8.4インチモデル
写真2●「Galaxy Tab S」の8.4インチモデル
[画像のクリックで拡大表示]

 韓国Samsung Electronicsは現地時間2014年6月12日、タブレット端末の新製品「Galaxy Tab S」を発表した。解像度2560×1600ドット(WQXGA)の有機ELディスプレイを搭載し、米国を含む一部地域で7月に発売する。10.5インチ(写真1)と8.4インチ(写真2)の2種類があり、Wi-Fi専用版とLTE対応版を用意する。

 Galaxy Tab Sの「Super AMOLED」ディスプレイは、「従来より広い色域をカバーし、コントラスト比を向上したことにより、さらに深みのあるリアルな画像を再現できる」としている。環境や使用アプリケーションに応じて自動で色温度や彩度を調整する「Adaptive Display」技術を組み合わせる。

 独自の8コアプロセッサ「Exynos 5 Octa」(1.9GHzクアッドコア+1.3GHzクアッドコア)、あるいは米Qualcommの2.3GHz「Snapdragon 800」クアッドコアプロセッサを内蔵し、RAMメモリーは3Gバイト。ストレージ容量は16Gバイトと32Gバイトの2種類で、最大128Gバイト拡張可能なMicroSDスロットを備える。

 カメラは800万画素のフラッシュ付きメインカメラと、210万画素のHD対応フロントカメラ。指紋認識センサー、ジャイロ、加速度計なども内蔵する。無線通信はIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、赤外線をサポートする。

 OSは「Android 4.4(Kitkat)」を採用し、マルチタスクに対応する。「SideSync 3.0」を介してスマートフォンの電話を受けたり電話をかけたりできる「Call Forwarding」機能を備える。

 外形寸法と重量は、8.4インチモデルが125.6×212.8×6.6mmで、294g(Wi-Fi専用版)、10.5インチモデルが247.3×177.3×6.6mmで、465g(同)。バッテリー容量は前者が4900mAh、後者が7900mAh。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると、米国での希望小売価格は、16Gバイトの8.4インチモデルが399ドル(Wi-Fi専用版)、16Gバイトの10.5インチモデルが499ドル(同)となっている。米国ではすでに予約の受付を開始している。

[発表資料へ]