米TwitterはAli Rowghani最高執行責任者(COO)が現地時間2014年6月12日付けで辞任したことを、米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかにした。

 Rowghani氏はDick Costolo最高経営責任者(CEO)の戦略アドバイザーとして同社にとどまる。同社はRowghani氏の後任を置かず、COOの職務は他の幹部メンバーで対応するとしている。

 複数の米メディア(Wall Street JournalNew York Timesなど)は、Rowghani氏とCostolo CEOの間に意見対立があったと報じている。Rowghani氏は、元米Pixar Animation Studiosの幹部で、2010年に最高財務責任者(CFO)としてTwitterに入社し、2012年にCOOに就任した。同氏は事業開発からメディアにわたる広範なチームを統括し、昨秋以降は製品チームの監督も任され、特にユーザー拡大に注力していた。2014年第1四半期の月間アクティブユーザー数(MAU)は2億5500万人で前期と比べ5.8%増加したものの、伸び率は引き続き減速し、投資家らを落胆させた。

 Twitterの株価は今年に入って42%下落していたが、Rowghani氏の辞任を受け、3.5%上昇した。

[発表資料(SECへの提出書類)]