パナソニックは2014年6月5日から7日まで岡山市で開催された第18回日本医療情報学会春季学術大会で、堅牢タブレットの「TOUGHPAD」を展示した(写真1、2)。中でも注目を集めたのが5型の製品で、医療や看護など現場での作業に耐えうるスペックをそろえた。

写真1、2●ストラップでしっかり手に固定できる。上面にはバーコードリーダーが付属している
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 例えば、コンクリート面への高さ3メートルからの落下試験、ディスプレイ中央への400グラムの鋼球落下試験に合格。75マイクロメートルの大きさの粉じんをブロックする防じん性能、深さ1.5メートルの水中に30分つかっても浸水しない防水性能を備えている。また画面がぬれていたり、手袋をしていたりしても、タッチパネルでの操作が可能という。

 NFCに対応し非接触ICカードを読み取れるのに加えて、1次元・2次元バーコードリーダーを搭載。LTE・3G対応なので通話も可能だ。

 OSは、Windows Enbedded(8 Handheld)とAndroid(4.2.2)の2種類。前者(FZ-E1)は8月、後者(FZ-X1)は7月に発売予定。同社の法人向けルートを通じて販売。実売価格は、10万円を超える程度になると予想している。