写真●AirManageの概要(出典:ぷらっとホーム)
写真●AirManageの概要(出典:ぷらっとホーム)
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 ぷらっとホームは2014年6月6日、DNS/DHCPやWebプロキシーなどのネットワークサーバー機能を提供するアプライアンス機器「EasyBlocks」をリモートから一元管理するソフト「AirManage」(写真)を発表した。8月15日に提供開始する。価格は個別見積もりだが、30カ所(EasyBlocks×30台)を管理する場合で200万円程度。

 AirManageは、EasyBlocksをリモート管理するためのソフトである。Linux上で動作する。AirManageをインストールした管理サーバーから、各拠点に置いたEasyBlocksに対して、ソフトウエアの更新、設定の自動反映、稼働状況の監視などの運用管理ができる。

 前提となるEasyBlocksとは、DNS/DHCPやNTP、Webプロキシー、RADIUS、Syslog、サーバー監視などのネットワークサーバー機能を運用するためのアプライアンス機器である。システム管理者がいない拠点などにアプライアンスを設置することで、こうしたネットワークサーバー機能を簡単に導入/運用できるようにしている。

遠隔拠点のアプライアンスをリモートから一元管理

 AirManageの中核機能の一つが、ソフトウエアの更新である。EasyBlocksを構成するソフトウエア(Linuxと各種オープンソース)の更新パッチをWeb経由で取得し、個々のEasyBlocksに適用する。AirManageの管理画面から随時手動で更新できるほか、夜間バッチなど、あらかじめ設定したスケジュールで更新できる。

 中核機能の二つめである設定の自動反映は、EasyBlocksを拠点に設置する際にエンジニアを派遣しなくて済むよう、設定を自動化する。EasyBlocksが自身の環境設定ファイルをAirManageからダウンロードし、設定を反映させた上で起動する。

 中核機能の三つめ、稼働状況の監視では、複数のEasyBlocksをグループ化し、グループごとに複数のEasyBlocksの稼働状況を一覧表示する。ログの収集やシステム障害時におけるメール通知、リモートでの復旧作業ができる。