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 韓国Samsung Electronicsの米国法人は現地時間2014年6月5日、米Barnes & Nobleの子会社NOOK Mediaと共同ブランドのタブレット端末「Samsung Galaxy Tab 4 NOOK」の開発で提携を結んだと発表した。

 Samsung Galaxy Tab 4 NOOKは、Samsungのタブレット端末「Galaxy Tab 4」をベースに、カスタム化した「NOOK」ソフトウエアを組み合わせる。電子書籍やデジタル雑誌および新聞の閲覧に適した豊富な機能を備え、Barnes & Nobleのデジタルコンテンツに手軽にアクセスする手段を提供する。

 7インチディスプレイを搭載したモデルを8月に米国で発売する。Barnes & Nobleの700近い国内店舗のほか、オンラインストア「BN.com」で販売する。

 Barnes & NobleのMichael Huseby最高経営責任者(CEO)は、今回の提携について「NOOK事業の合理化を進める中で重要」と述べ、ハードウエア生産のコストを削減し、NOOKコンテンツ販売の強化に注力するとした。

 またBarnes & Nobleは同日、NOOK Mediaの拠点に関するリース契約について明らかにした。カリフォルニア州パロアルトにある現在のキャンパスから、NOOK関連事業の従業員を同州サンタクララの新施設に、大学教科書事業の従業員を同州マウンテンビューのオフィスに移す。2015年3月までに移転を実施する予定。これによりBarnes & Nobleは、将来的なリース料を約1億200万ドル削減できるとしている。

[発表資料(Samsungのプレスリリース)]
[発表資料(Barnes & Nobleのプレスリリース)]