写真●CA Technologiesの渡辺隆DevOpe担当ディレクター
写真●CA Technologiesの渡辺隆DevOpe担当ディレクター
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 CA Technologiesは2014年6月5日、継続的デリバリーを支援する「CA LISA Release Automation 5.0」の国内販売を開始すると発表した。オンプレミスやパブリッククラウドにあるサーバーに、アプリケーションを自動配布するもの。デリバリー期間の短縮や人的エラーを防ぐ。

 「今回発表した製品を、既に当社が提供している開発・運用製品ラインアップに加えることで、エンタープライズ分野におけるDevOpsの推進を支援する」とCA Technologiesの渡辺隆DevOpe担当ディレクター(写真)は説明する。

 CA LISA Release Automation 5.0では、アプリケーションの配布に関わる作業手順をモデル図を使って作成。商用やOSS(オープンソースソフト)のミドルウエアに対して、環境変数の定義などの設定に関する操作を記述できる。「主要製品の基本的な操作をあらかじめ定義してあるので、それらをモデル図上で選択するだけでよい。スクリプト作成の手間や人的エラーを防げる」(渡辺ディレクター)。

 アプリケーションを配布する際は、定義した実行手順を指定する。OSSの継続的インテグレーションツール「Jenkins」とCA LISA Release Automation 5.0を連携させ、ビルドやテストが終わったことをトリガーに自動実行させることも可能だ。

 価格は32万5000円(管理対象システム当たり、税抜き)。