写真1●Business SNSの記事投稿画面
写真1●Business SNSの記事投稿画面
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●全文検索の実行画面
写真2●全文検索の実行画面
[画像のクリックで拡大表示]

 日立製作所は2014年6月6日、販売した機器のライフサイクルを管理するための製造業向けSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型サービス「Global e-Service on TWX-21」に、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の新メニュー「Business SNS」を追加したと発表した。このBusiness SNSにより、グローバルで社内外の関係者と効率的にデータ・情報共有やディスカッションができるようになるという。2014年6月10日から販売を始め、10月よりサービスを提供する。

 これまでGlobal e-Service on TWX-21では、サービスメニューの一つとして、ドキュメントを一元管理し、共有できる「グローバル書庫」を提供していた。Business SNSは、グローバル書庫と連携することで、図面などのドキュメントを閲覧しながら社内外の関係者と意見交換ができる。関係者間で共有したい情報や、ディスカッションしたい内容を記事として専用のSNS上に投稿し、ドキュメントを参照しながら、関係者でコメントを投稿してやり取りする(写真1)。

 インスタント・メッセージ機能や、ドキュメントの中身をキーワードで検索できる全文検索機能、簡易なグラフが作成できるレポート&ダッシュボード機能などの機能がある(写真2)。研究・開発部門が図面情報をもとに、国内外の販売部門やパートナー企業が把握している顧客の要望を持ち寄って関係者間で議論し、製品化するなど、効率的なデータ・情報共有と活発な意見交換が可能であるという。

 Business SNSの参考価格は、初期費用が200万円で、1ユーザー当たり月額7000円。100ユーザーから利用可能である。日立製作所は、2016年度までにBusiness SNSを含めたGlobal e-Service on TWX-21で、40社への導入と、累計売上高20億円を目指す。