日本マイクロソフトは2014年6月2日、米国で先行して発表していた「Surface Pro 3」を日本でも正式に発表した(関連記事)。Windows 8.1 Pro Update 64ビット版を搭載したパソコンで、一般消費者向け製品は9万1800円~20万2800円(税別)。7月17日に発売する。発表会の様子と本体の細部について、写真を中心に紹介する。

 初代Surface ProからSurface Pro 2は、外観がほとんど変わらないマイナーチェンジだった。今回のSurface Pro 3は、ディスプレイの大きさと解像度を拡大する一方、重量を削減するなど大幅にスタイルを変更したフルモデルチェンジ。ペンやカバーとキーボードを一体化した「タイプ カバー」も一新した。

 Surface Pro 2までのディスプレイは1920×1080ドット(フルHD)の10.6型。対してSurface Pro 3では2160×1440ドットの12型になった。本体の厚さはSurface Pro 2の13.5mmからSurface Pro 3では9.1mmへと薄くし、重量も907gから800gに減らした。その一方で、冷却を工夫するなどしてバッテリー駆動時間は9時間に延びているという。

 OSはWindows 8.1 Pro Update 64ビット版。一般消費者向けモデルには「Office Home and Business 2013」が付属する。外部端子としてUSB 3.0とMini DisplayPort、microSDメモリーカードスロット、ヘッドセット用端子などがある。内側と外側のカメラ、マイク、ステレオスピーカー、光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパスを搭載。無線機能は、IEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.0に対応する。

写真1●発表会の冒頭でSurface Pro 3を持って登場した日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏。縦に持って薄さをアピール
写真1●発表会の冒頭でSurface Pro 3を持って登場した日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏。縦に持って薄さをアピール
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写真2●量販店で販売されたタブレットのうち、Windows搭載モデルが占めるシェア(他社製品も含む)。急速に拡大し、2014年第1四半期には30%を超えた
写真2●量販店で販売されたタブレットのうち、Windows搭載モデルが占めるシェア(他社製品も含む)。急速に拡大し、2014年第1四半期には30%を超えた
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