写真1●Workspace Suiteの全体像
写真1●Workspace Suiteの全体像
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 シトリックス・システムズ・ジャパンは、同社のデスクトップ仮想化ソフト「XenDesktop」、アプリケーション仮想化ソフト「XenApp」、MDM/MAMソフト「XenMobile」などを統合したスイート製品「Workspace Suite」を2014年6月30日から提供する(写真1)。

 各製品を個別に購入する場合と比べて、ライセンス費用を「最大で70%削減できる」(同社)という。1ユーザー当たりの希望小売価格は7万200円(税別)。Workspace Suiteを購入した場合、各製品の最上位のエディションが含まれる。

 2014年12月末までの販促キャンペーンとして、ヴイエムウェアの「Horizon View」、「Horizon Mirage」、「Horizon Workspace」から移行するユーザーには、Workspace Suiteのライセンスを半額で提供する。

 Workspace Suiteの投入と合わせて、XenMobileの新版「XenMobile 9」も2014年6月下旬から提供を開始する。新たにWindows 8.1とWindows Phone 8に対応した。

NetScalerはシスコのACIに対応へ

 負荷分散装置についても、新版の「NetScaler 10.5」を2014年6月に提供開始する。モバイル向けのトラフィックを最適化する技術「MobileStream」を新たに搭載し、モバイルアプリケーションの性能を向上できるという。「SPDY」や「Multipath TCP」といったプロトコルに対応する。

 NetScalerは、米シスコシステムズのSDN技術である「ACI(Application Centric Infrastructure)にも2014年夏に対応させる。シスコのACI対応のスイッチ「Nexus 9000」と組み合わせて、ACI向けのコントローラ「APIC」からACIのポリシーによってNetScalerを管理できるようになる(シトリックスの発表資料)。