オムロンは2014年5月29日、タワー型サーバー向けUPS(無停電電源装置)の後継機「BN-Tシリーズ」(写真1)を発表した。7月29日から販売する。従来機種「BN-Sシリーズ」と比べて本体サイズを10~15%削減したほか、LCDディスプレイを搭載して本体だけで状態表示/設定操作できるようにした。
BN-Tシリーズは、タワー型サーバーの停電対策に適した、タワー型のUPSである。停電時には、停電した旨をシリアル(RS-232C、USB)やLAN経由でサーバーに通知し、サーバーを安全にシャットダウンできる。このためのシャットダウンソフト(Windows/Linux/UNIXなど各種環境で動作)が付属する。
出力容量別に、6モデルで構成する(表)。
モデル名 | 出力容量 | 価格(税別) | 出荷日 |
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BN50T | 500VA/450W | 4万9000円 | 2014年7月29日 |
BN75T | 750VA/680W | 6万7000円 | |
BN100T | 1000VA/900W | 8万3500円 | |
BN150T | 1500VA/1350W | 12万円 | |
BN220T | 2200VA/1980W | 20万9500円 | 2014年8月25日 |
BN300T | 3000VA/2700W | 26万5000円 |
従来機種との違いは、本体サイズを10~15%小型化したことと、LCDディスプレイを搭載したこと。小型化によって、小型サーバー機の横に置いても邪魔にならないとしている。一方、LCDディスプレイによって、パソコンを接続することなくUPS単体で状態確認と設定操作が可能になった(写真2)。
また、UPSをLANに接続する際に必要なオプションハードウエア「SNMP/Webカード」も、従来モデル「SC20」から新モデル「SC20G2」に刷新し、8月25日から出荷する。新モデルでは、保証期間を従来の1年からUPSと同じ3年へと拡大した。価格(税別)は据え置きで、5万4000円。