写真1●米ライフサイズ・コミュニケーションズ 最高経営責任者 クレイグ・マロイ氏
写真1●米ライフサイズ・コミュニケーションズ 最高経営責任者 クレイグ・マロイ氏
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写真2●世界5拠点を結んだLifesizeクラウドのデモを披露する米ライフサイズ・コミュニケーションズ インターナショナルマーケット担当バイスプレジデント アンドレアス・ウィノルド氏
写真2●世界5拠点を結んだLifesizeクラウドのデモを披露する米ライフサイズ・コミュニケーションズ インターナショナルマーケット担当バイスプレジデント アンドレアス・ウィノルド氏
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 米ライフサイズ・コミュニケーションズは2014年5月29日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型のビデオ会議システム「Lifesizeクラウド」を発表した。日本では7月より提供するという。

 米ライフサイズ・コミュニケーションズ 最高経営責任者のクレイグ・マロイ氏(写真1)は、従来のビデオ会議システムが拡張性やユーザー体験に乏しく、管理が複雑で設備投資も膨大だったと指摘。「いま企業は、場所やデバイスにとらわれずにビデオ会議が可能なコスト効率の良い効果的なシステムを求めている」と話す。

 こうしたニーズに応えたサービスとして登場したのがLifesizeクラウドだという。「Lifesizeクラウドは、ハードウエアとソフトウエア、ユーザー体験、そしてサービスを完全に統合したもので、25ユーザーという小規模から大規模ユーザーまで対応する。また、いつでもどこでもどんなデバイスからでも利用できるのが特徴だ」(マロイ氏)

 Lifesizeクラウドは、PC、スマートフォン、タブレット、一般的な電話、従来のビデオ会議システムなど、さまざまなデバイスに対応する。アプリをインストールし、アカウントを開設してコミュニケーションしたい相手を招待すれば、従来のビデオ会議システムと同様、その場で1対1の会話やグループコール、データ共有などが可能だ。デモでは、米国やシンガポール、オーストラリアなど、世界各国5拠点を結んだビデオ会議の様子が披露された(写真2)。

 価格は、1ユーザーにつき月額25ドルの年間購入プランで、25ユーザーから利用可能(年間7500ドル)。日本での価格も米国とほぼ同等となる見込みで、14日間の無料トライアルも提供する。ユーザー数は最大1000ユーザーまで拡張でき、1ユーザーが複数のデバイスを利用することもできる。取引先とビデオ会議がしたい場合、メールで招待状を送ればアカウントを持たない取引先もブラウザーを通じて登録することなく無料で利用可能だ。