パナソニックは2014年5月28日、過去に販売したノートパソコン「Let's note(レッツノート)」のバッテリーパックの一部に製造上の問題があり、回収・交換(リコール)すると発表した。対象となるのは、2011年4月から10月に製造した「CF-S10シリーズ」「CF-N10シリーズ」(関連記事)の一部機種に同梱したバッテリーパックと、オプション用として販売したバッテリーパックで、合計4万3140個。

 当該機ではバッテリーパックが過熱し、まれに発煙・発火に至る可能性がある。バッテリーパックを構成する電池セルを扱う設備に不備があり、微細な異物が付着することで絶縁不良状態が起きることがあると確認された。2013年7月から2014年2月にかけて、製品と周辺を焼損する3件の事故が起きた。

 製品の生産ロット記号などの確認方法はWebサイトで詳しく案内している。パナソニックは、交換するまでの間バッテリーパックを取り外すよう呼びかけている。

パナソニックの発表資料(リコール社告)