写真●活文 File Server Access Controllerの概要(出典:日立ソリューションズ)
写真●活文 File Server Access Controllerの概要(出典:日立ソリューションズ)
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 日立ソリューションズは2014年5月27日、ファイルサーバーのアクセス権限を現場の運用担当者みずからWebブラウザーで設定できるようにしたサーバーソフト「活文 File Server Access Controller」(写真)を発表、翌日の5月28日から提供を開始した。個々の社員のアクセス権限を、情報システム部門に依頼することなく、現場で直接変更できる。価格(税別)は、管理対象フォルダー200個までで月額3万円。

 活文 File Server Access Controllerは、ファイルサーバーのアクセス権限をWeb画面から変更/更新できるようにしたサーバーソフトである。同ソフトで設定したアクセス権限を、裏でActive Directoryやファイルサーバーに反映する仕組み。同ソフトを使えば、特定のフォルダーにアクセス可能な社員のリストを、ファイルサーバーの管理者に依頼することなく、現場の運用担当者みずからメンテナンスできる。

 使い方はこうだ。情報システム部門はまず、現場からの申請にしたがって、ファイルサーバー上にフォルダーを作成し、フォルダーにグループを割り当てる。この上で、フォルダーのアクセス権限を管理する現場の運用者を登録しておく。後は、現場の運用担当者がグループへのメンバーの追加や削除をWebブラウザー上で行える。同ソフトは、必要に応じてActive Directoryやファイルサーバーの設定変更を行う。

 前提として、ユーザー管理にActive Directoryを使っている必要がある。さらに、ファイルサーバーのフォルダーに対して、Active DirectoryのグループにNTFSアクセス権を与えておく必要がある。同ソフトは、同グループに所属するユーザーを、Webから追加/削除できるようにするものである。