写真1●NTTドコモとの提携強化を発表する米Evernoteのフィル・リービンCEO
写真1●NTTドコモとの提携強化を発表する米Evernoteのフィル・リービンCEO
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写真2●NTTドコモの松木彰法人事業部法人ビジネス戦略部長
写真2●NTTドコモの松木彰法人事業部法人ビジネス戦略部長
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 NTTドコモと米Evernoteは2014年5月27日、法人向けクラウド型文書管理・情報記録サービス「Evernote Business(エバーノート・ビジネス)」(関連記事:「社内に埋もれていた情報を活用」、企業・グループ向け「Evernote Business」開始)の販売で提携すると発表した。ドコモがEvernoteと販売代理店契約を締結し、7月1日からEvernote Businessを販売する。

 Evernote Businessは約1万2000社に導入されている。これまで直販のみで販売しており、全世界でドコモが代理店第1号になる。

 来日したEvernoteのフィル・リービンCEO(写真1、講演詳細:「知的労働はもっと楽しくなる」)は、「ドコモは当社に外部から最初に投資した企業。キャリアを通じた個人向けEvernoteサービス契約を実施したのもドコモが最初で、その後他のキャリアにも広がり、Evernoteの普及につながった。さらに、法人向けという次の分野でドコモと一緒に大きなステップを踏み出すことになった」と述べた。

 ドコモは投資子会社を通じて、Evernoteサービス開始翌年の2009年11月に200万ドルを出資している(関連記事:記憶を助けるオンライン・サービス「Evernote」、1000万ドルの資金を調達)。現在も大株主で、業務面での提携関係も深い。

 ドコモの松木彰法人事業部法人ビジネス戦略部長(写真2)は「Evernoteを個人契約で利用している人でも、実際にはビジネス用途に使っているケースは多い。ドコモが法人向けのユーザーサポートを担うことで、さらに利用を拡大したい」と説明した。