写真1 NHK放送技術研究所の藤沢所長
写真1 NHK放送技術研究所の藤沢所長
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写真2 8Kハイブリッドキャストのデモ
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図1 主な展示項目
図1 主な展示項目
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図2 技研公開2014のスマホ向けページや体験型展示などの概要
図2 技研公開2014のスマホ向けページや体験型展示などの概要
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 NHK放送技術研究所は2014年5月27日、研究成果を公開するイベントである「技研公開2014」のプレスプレビューを開催した。今回のテーマは“ココロ動かすテクノロジー”で、31項目の研究成果を展示する。

 所長の藤沢秀一氏(写真1)は、展示のポイントの一つとして、2020年に向けたスーパーハイビジョン(8K)の研究成果を挙げた。「今回は2020年の東京五輪開催が決まってから初の技研公開になる。2020年に実現したい8K放送の研究成果を番組制作から放送波受信まで余すところなく紹介する」と述べた。

 8K対応ハイブリッドキャストのデモも実施する(写真2)。「8K放送開始の時点で8Kの特質を生かしたサービスを実現したい」と意欲を見せた。このほかに「インテグラル立体テレビ」(立体像の高品質化に向けた撮影・表示技術)や「人にやさしい放送」(立体の形状や硬さを再現する触覚提示システムなど)、「高度番組制作・伝送技術」(次世代多重化方式のMMTなど)といった研究成果を展示する(図1)。

 今回の技研公開では、スマートフォン向けのWebページを開設し、来場者にお薦めコースを案内する。さらに体験型展示(「さわれるテレビ」および「飛び出すテレビ」)やガイドツアー、スタンプラリーなどを行う(図2)。同イベントの一般公開は5月29日から6月1日まで実施する。

[技研公開のWebサイトへ]