トライアックスとスペイシーズは2014年5月23日、共同で提供しているマーケティングクラウドサービス「SATORI」を、不動産情報サイトを提供しているケン・コーポレーションが採用したと発表した。

 SATORIは、2社が共同で提供しているクラウドサービス。複数サイトから集めたログ情報を、訪問者ごとに分析し、訪問者ごとにコンテンツを出し分けるといったことができる。

 ケン・コーポレーションはこのSATORIを、東京都心の高級賃貸住宅を扱う「KenRent.jp」、大手不動産会社の高級賃貸マンションを扱う「TokyoRent.jp」など、自社が運営する6つの不動産情報サイトに適用した。

 訪問者の属性や行動履歴をSATORIに集約し分析することで、2万件以上の物件情報と、200ほどある独自コンテンツを、訪問者1人ひとりに応じて配信するといったことに役立てていく。

 SATORIは各社提供の3つの製品・サービスを組み合わせたものだ。(1)トライアックスが開発したCMS(コンテンツ管理システム)の「LaCoon(ラクーン)」、(2)スペイシーズが提供する、複数サイトの閲覧履歴などを分析する基盤であるDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)の「owldata(オウルデータ)」、(3)米トレジャーデータのビッグデータ蓄積・処理サービスである「トレジャーデータサービス」である。

■変更履歴
当初は、3社の共同提供サービスとしていましたが、正しくは2社です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/05/23 16:50]