写真1●「Spotfire 6.0」ではモバイル端末へのデータ配信が可能
写真1●「Spotfire 6.0」ではモバイル端末へのデータ配信が可能
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●クラウドから提供される地図と組み合わせてデータの表示が可能
写真2●クラウドから提供される地図と組み合わせてデータの表示が可能
[画像のクリックで拡大表示]

 日本ティブコソフトウェアは2014年5月22日、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの新版「TIBCO Spotfire 6.0」の提供を開始すると発表した。モバイル機能や位置情報機能を強化したほか、クラウド版である「TIBCO Spotfire Cloud」も始める。

 新版では、iOS、Android、Windows 8を搭載したスマートフォンやタブレット、ノートPCといったモバイル端末へのデータ配信が可能(写真1)。営業担当者や店舗で働く従業員にKPI(重要業績評価指標)などの情報をリアルタイムに配信できる。配信した情報は、モバイル端末からドリルダウンして閲覧することが可能だ。経営層やデータ分析の専門家ではない現場担当者もKPIなどの情報を共有して、意思決定に役立てることができる。

 位置情報機能も強化。市町村や道路、国境などを表示しながら、地域ごとの売上分布などを可視化できる(写真2)。地図情報は、定期的に最新版のものに更新するという。

 日本ティブコソフトウェアは今回、導入ハードルを下げるためにクラウド版を用意した。分析対象データの所在にかかわらず、Spotfireの機能を利用できる。申し込みから1週間以内に、使い始めることが可能だという。