写真●IBM Flex System x880 X6
写真●IBM Flex System x880 X6
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 日本IBMは2014年5月22日、x86サーバー向け新アーキテクチャー「X6」を搭載したx86ブレードサーバー「IBM Flex System X6」を発表した。

 X6は、同社が1月に発表したアーキテクチャーで、アナリティクスや基幹システムに向けた基盤を提供する。メモリースロットにはNANDフラッシュ「eXFlash DIMM」を最大12.8テラバイト搭載でき、モジュール設計のためコンポーネントごとの導入やアップグレードも可能だ。IBM独自のファームウェアにより、自己回復力を向上させた。

 今回発表したX6搭載のブレードサーバーIBM Flex System X6では、最大8ソケットの「IBM Flex System x880 X6」(写真)、最大4ソケットの「IBM Flex System x480 X6」、2ソケットの「IBM Flex System x280 X6」の3種類を用意。Intel Xeonプロセッサー E7-4890搭載の8ソケットx880 X6サーバーの場合、従来のハイエンドモデルでE7-4870 (V1)搭載の4ソケットサーバーと比較して性能が4倍に向上したという。

 Flex Systemでは、コンピュートノードのソケットを負荷に応じて分割できるFlexNode機能を採用しており、ノードを追加して段階的なスケールアップが可能。また、FlexNodeパーティション機能により、システムを物理的に変えることなく4ソケットあるいは2ソケット構成の独立したシステムに再構成できる。

 IBM Flex System X6は、6月13日より出荷を開始する。最小構成価格は160万(税別)から。