写真1●情報の入力システム
写真1●情報の入力システム
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写真2●試作端末
写真2●試作端末
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写真3●遠くまで音声が届くスピーカーの開発も進む
写真3●遠くまで音声が届くスピーカーの開発も進む
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 V-Lowマルチメディア放送自治体連絡会およびエフエム東京は、自治体総合フェア2014において、V-Lowマルチメディア放送を活用した災害情報提供の仕組みのデモを行っている。「既に一連の仕組みがそろっていることを示したかった」(FM東京の関係者)という。

 まず、防災・減災プラットフォーム入力ツールとして、フューチャーリンクネットワークのシステムを展示した(写真1)。エリアメール/緊急速報メールや公共情報コモンズへの入力と共通化できるワンソースマルチユース型のシステムである。音声情報を入力することも可能で、V-Lowマルチメディア放送では、IPDCの仕組みで伝送できる。

 端末は、加賀ハイテックの試作品を展示した。端末をグループ分けし、災害の内容などに応じて、必要な端末だけ自動起動し情報を表示する様子などをデモした(写真2)。

 さらに、屋外防災放送用にTOAが開発したホーンアレイスピーカーの紹介を行った(写真3)。遠く離れた場所へもクリアな防災放送が可能になるという。

 なお、2014年5月23日には、V-Lowマルチメディア放送自治体連絡会/エフエム東京主催によるセミナー「いよいよ放送開始「V-Lowマルチメディア放送」の自治体活用」と題したセミナーを実施する。