写真1●ManageEngine ADManager Plusの概要(出典:ゾーホージャパン)
写真1●ManageEngine ADManager Plusの概要(出典:ゾーホージャパン)
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写真2●ManageEngine ADManager Plusのダッシュボード画面
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 ゾーホージャパンは2014年5月21日、Active Directory(AD)の更新作業を効率化するソフト「ManageEngine ADManager Plus」(写真1写真2)を発表、同日販売と出荷を開始した。CSV(カンマ区切り形式)のインポートや各種自動化テンプレートの適用によって、アカウント情報やファイルサーバー設定などを一括更新する。

 ADの更新作業を支援するソフトである。ADアカウント情報(ユーザー、グループ、コンピュータ、連絡先)やファイルサーバーのアクセス権限、Exchange Serverの属性情報を、GUI画面やCSVデータのインポートによって一括更新できるようにしている。

 日々の繰り返しのメンテナンスを自動化する機能も備える。自動化テンプレートによって、長期にわたって使われていないアカウントを抽出して無効化したり、入社日や退社日などの指定日に合わせてアカウントを有効化/無効化したり、パスワード期限切れ直前のユーザーを抽出してパスワードリセットを強制したりといったことができる。

 ADアカウント情報の登録/変更/削除の作業について、申請/承認のワークフロー機能も提供する。ワークフロー権限として、「依頼者」「レビュー担当者」「承認者」「実行者」と、最大で四つの役割を設定できる。

 ADの利用状況をレポートする機能も備える。 ログオン状況やNTFS共有状況、フォルダーへのアクセス許可の状況など、合計で約150種類のレポートを作成できる。

 価格(税別)は、Active Directoryの管理ドメインが1個の場合、売り切り型ライセンスが33万5000円から、年間ライセンスが年額15万2000円から。なお、ライセンスはソフトウエアの管理者/操作者の人数に依存し、Active Directoryの管理オブジェクトの数には依存しない。