写真1●情報・コンテンツ配信クラウドサービスの概要(出典:NEC)
写真1●情報・コンテンツ配信クラウドサービスの概要(出典:NEC)
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写真2●ユーザー事例の一つで電通が5月26日から開始する、都営大江戸線・六本木駅の広告配信事業の様子(提供:NEC)
写真2●ユーザー事例の一つで電通が5月26日から開始する、都営大江戸線・六本木駅の広告配信事業の様子(提供:NEC)
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 NECは2014年5月21日、デジタルサイネージにコンテンツを配信するクラウドサービス「情報・コンテンツ配信クラウドサービス」(写真1)を発表、同日販売を開始した。同社のコンテンツ配信基盤ソフト「PanelDirector」のサーバー機能を、新たにSaaS型で提供する。価格は個別見積もり。

 コンテンツの登録/保管/配信サーバーを、クラウド型で提供する。配信先となるデジタルサイネージの条件は、Windowsが動作すること。専用のクライアントソフト(PanelDirectorのクライアント)を導入することで、コンテンツを受信/表示できるようになる。今後、スマートデバイス(Android/iOS)用のクライアントソフトを用意する予定。

 クラウドへのコンテンツの登録/保管や、配信条件/配信スケジュールの設定は、Webブラウザーから同クラウドサービスにアクセスして実施する。配信システムの保守運用に加えて、ヘルプデスクなどのサポートも提供する。

 ユーザー事例としては、電通が5月26日から、都営大江戸線・六本木駅で同サービスを利用した広告配信事業を開始する(写真2)。上下線ホーム上の柱12本に各2面、計24面の65インチ縦型のデジタルサイネージを設置し、広告を配信する。