写真1●HP MSA 1040 Storage
写真1●HP MSA 1040 Storage
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写真2●HP StoreEasy 1440
写真2●HP StoreEasy 1440
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2014年5月16日、中堅中小企業向けストレージ製品として、エントリーストレージ「HP MSA Storageファミリ」第4世代の新モデル「HP MSA 1040 Storage」(写真1)と、ファイルサーバー向けNASアプライアンス「HP StoreEasy Storage」の第4世代モデル(写真2)を発表した。

 HP MSA 1040 Storageは、第3世代の「HP P2000 G3 MSA」と比べ最大構成時の性能が10~50%向上したという。8Gb FibreChannel、1GbE iSCSI、10GbE iSCSIのいずれかの2ポートコントローラーを2台搭載したデュアルコントローラーモデルを用意し、それぞれ2.5型ドライブシャーシ(24ドライブベイ)と3.5型ドライブシャーシ(12ドライブベイ)が選択できる。最大3台まで拡張エンクロージャーを追加可能だ。

 コントローラー当たり4GBのキャッシュを搭載。コントローラーを交換すれば「HP MSA 2040 Storage」にアップグレードすることもできる。

 価格は、HP MSA 1040 Storage Fibre Channelデュアルコントローラー2.5型/3.5型ドライブモデルが98万円から、HP MSA 1040 Storage 1GbE iSCSIデュアルコントローラー2.5型/3.5型ドライブモデルが88万円から、HP MSA 1040 Storage 10GbE iSCSIデュアルコントローラー2.5型/3.5型ドライブモデルが108万円から(価格は全て税別)。

 一方、HP StoreEasy Storage第4世代モデルは、OSに「Windows Storage Server 2012 R2」を搭載した。管理ツールのネットワーク構成機能が向上したほか、CPUやメモリーなどのステータス監視ができるダッシュボードを用意している。

 製品ラインアップは、小規模および支店向けの「HP StoreEasy 1440」(1Uラックマウント型)、「HP StoreEasy 1540」(タワー型)、「HP StoreEasy 1640」(2Uラックマウント型)、「HP StoreEasy 1840」(2Uラックマウント型)、中規模および大規模エンタープライズ向けの「HP StoreEasy 3840 ゲートウェイモデル」(2Uラックマウント型)、「HP StoreEasy 3840 ゲートウェイブレードモデル」(ブレード型)の6種類。

 価格は、HP StoreEasy 1440 3.5型 SATAモデルが52万円から、HP StoreEasy 1540 3.5型 SATAモデルが42万円から、HP StoreEasy 1640 3.5型 ミッドラインSASモデルが70万円から、HP StoreEasy 1840 2.5型 SASモデルが80万円からとなっている。

 日本HPでは同時に、中堅中小企業向けに最適化したストレージソリューション「シンプルStoreIT」を本格展開することも発表している。これは、用途に応じて検証したHPの製品やサービス構成をセットにして提案する販促支援施策「Just Right IT」の一環となるプログラム。エントリーストレージ製品を中核として、NASや仮想化、バックアップなどの用途に特化したソリューションを提案するという。