中国Xiaomi(小米科技)が7.9インチディスプレイのタブレット端末「Mi Pad」を発表したと、複数の海外メディアが現地時間2014年5月15日に報じた。現時点でXiaomiのWebサイトで確認できる情報は限られているが、ディスプレイは米Appleの「iPad mini Retinaディスプレイ」と同じ7.9インチ(解像度は2048×1536ドット)で、米NVIDIAの「Tegra K1」プロセッサを搭載する。

 Mi Padは米Googleの「Android」をベースにした独自UI「MIUI」を採用し、RAMメモリーは2Gバイト。Wi-Fi接続のみ対応する。ストレージ容量は16Gバイトと64Gバイトの2種類を用意し、希望小売価格はそれぞれ1499人民元と1699人民元。リリースは来月を予定している(米TechCrunchの報道)。

 米Wall Street Journalによると、iPad miniは中国では2888人民元で販売されており、Mi Padはほぼ半分の価格となる。

 Xiaomiは2010年に設立され、スマートフォン販売を2011年に開始した。オンライン販売のみ行い、手頃な価格を強みとして急成長を遂げている。2013年のスマートフォン販売台数は1870万台で、前年比160%増加した(英Financial Timesの報道)。