日本ヒューレット・パッカード（日本HP）は2014年5月15日、法人向けデスクトップパソコンおよびWindows 8.1搭載タブレットの新製品を同日から順次発売すると発表した。超小型デスクトップ「HP EliteDesk 800 G1 DM」、10.1型WUXGA（1920×1200ドット）IPS液晶搭載タブレット「HP ElitePad 1000 G2」と「HP Pro Tablet 610 G1」の合計3機種。
HP EliteDesk 800 G1 DMは、幅34×奥行き177×高さ175mmで容量1.05L、重さ約1.3kgのコンパクトきょう体を採用。VESA規格のモニターマウントキットや、本体をデスク天板下に収納できる「HP Quick Release」などのオプションを使って設置スペースを実質ゼロにすることも可能。HDD暗号化、デバイスのアクセス制限、パスワード管理などの機能を備えた「HP Client Security」を標準搭載する。
プロセッサーは低消費電力型のCeleron G1820T、Pentium G3220T、Core i3-4130T/i5-4570T/i7-4765Tを選択可能で、通常消費電力は8W以下（Core i3-4130T、SSD搭載時）。OSはWindows 7 Home Premium、Windows 8.1。同社直販「HP Directplus」価格（税別）は8万5000円から。5月15日発売。
HP ElitePad 1000 G2は、アルミニウム製ユニボディを採用した高機能タブレット。ガラス面に高剛性のCorning Gorilla Glass 3を採用するなど、米軍の調達基準「MIL-STD-810Gテスト」をクリアする堅牢性を備えた。プロセッサーは4コア64bitのインテルAtom Z3795を搭載。無線LANモデルのほか、NTTドコモとauのマルチバンド対応LTE通信モジュール搭載モデルを用意した。HP Directplus価格は6万9000円から。6月下旬発売予定。
HP Pro Tablet 610 G1は、シンプル構成ながらmicroHDMI、microUSB、microSDXCなど豊富な拡張ポートを備えたスタンダードモデル。HP Client Securityは非搭載。64bitプロセッサーAtom Z3795を搭載したWindows 8.1 Proモデルと、32bitのAtom Z3775を搭載したWindows 8.1モデルを用意した。HP Directplus価格は5万5000円から。6月中旬発売予定。
